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〜体外受精が成功しない不妊とは?〜
体外受精が成功しない不妊とは
もともと体外受精の成功率は50パーセント前後(35歳以下の場合)といわれていますが、それでも何度体外受精にチャレンジしても妊娠できないケースです。
体外受精が成功するかどうかは、
- (1)グレードの高い卵が採卵でき、媒精後の受精卵が体外培養で順調に桑実胚〜胚盤胞まで育つかどうか、
- (2)移植後、受精卵が子宮内膜に着床するかどうか
にかかっていますので、体外受精が成功しないということは、 (1)の条件あるいは(2)の条件のいずれかがよくなかったか、それとも(1)(2)の双方の条件ともうまくいかなかったケースと考えられます。
(1)卵が採卵できない、媒精後の受精卵が体外培養で順調に桑実胚〜胚盤胞まで育たない場合に考えられること・・・。
卵子の生成、成熟、排卵を行う重要な生殖器官は卵巣です。グレードの高い卵が採卵できるかどうかはこの卵巣の生殖機能の良し悪しにかかっています。
西洋医学の不妊治療の場合、排卵誘発剤を使って卵巣を刺激し卵胞の発育を促進してから採卵を行います。卵巣の機能状態が排卵促進剤などの刺激に反応してくれる状態ならば卵胞の発育は促進されて採卵できますが、卵巣機能が低下しているといくら排卵誘発剤を使ってもいい卵ができなかったり、採卵すらできない無排卵のこともあります。
先天性卵巣発育不全症、多のう胞卵巣、卵巣機能低下症、卵巣腫瘍、子宮内膜症、卵巣チョコレートのう胞などの卵巣病変があると、卵巣機能が低下していて卵胞が未熟だったり排卵が起きずにその結果無排卵となったりします。
この場合まずは、卵巣機能を改善し卵胞が十分に成熟できるようにすることが大切で、いたずらに排卵誘発剤を連続して使用して排卵刺激を与え続けることは、低下している卵巣機能をさらに弱めることになるので避けるべきだと思います。
(2)移植後、受精卵が子宮内膜に着床しない場合考えられること・・・。
子宮腺筋症や子宮筋腫のような子宮の病気があると子宮内膜の状態がふかふかベッドとはいかず受精卵が転がり落ちてしまうため着床しずらいと考えられます。また黄体機能不全があると黄体の働きが十分機能しないために子宮内膜が発育不良か停止状態となり、そのために受精卵が着床できません。
子宮内が血行不良を起こしている子宮腺筋症や子宮筋腫の場合には、移植前から子宮の血行状態をできるだけ改善し、受精卵が着床しやすい状況を準備しておくと同時に着床後、赤ちゃんが成長するために必要十分な栄養が届くように子宮環境を整えておくことも大切です。
また黄体機能不全の場合は、漢方薬を使って黄体機能を改善したり腰から下を冷やさないように気をつけることも必要です。









